一年のごあいさつ
NPO法人女のスペース・おんに、いつも温かいご支援をお寄せいただき誠にありがとうございます。
この一年はたくさんの変化がありました。
民法の家族法が改正され、DV被害を受けてきた母親たちは共同親権になってしまったら、DVを受け続けることになると、不安を募らせています。
一方、困難女性支援法が施行され、DV被害女性だけでなく、居場所のない若い女性や外国籍女性、アパートを退去させられ車上生活していた母娘など、緊急一時保護支援の対象が大きく広がりました。この法律の目玉は官民の協働です。しかし、法律ができても施策が追いついていていない現状も痛感させられました。北海道も札幌市も法に基づいた施策の予算が全くつかないという状況でした。
暴力、若年妊娠、貧困、高齢や障がい、外国籍など重複する大変さを抱える女性や子ども達が安心して暮らせる社会は、平和な社会です。
今年は北海道と札幌市、民間団体が一つとなって対等な官民共同で、支援法の理念を実現できる年になるよう、活動していきたいと思います。
2024年は大変お世話になりました。
2025年も引き続き、ご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
NPO法人女のスペース・おん
代表理事 山崎 菊乃