年の瀬も押し迫り、皆様におかれましてはご清祥のこととお喜び申し上げます。
去年、今年はこれまでのDV被害者支援に加え、コロナ禍での若年女性支援や貧困に追いやられている女性支援に奔走いたしました。
DV被害者の一時保護は、去年より多くなりました。高齢女性も多く、女性が家庭で長年にわたり、いかに暴力にさらされているかを多くの方に知っていただきたいです。
若い女性のシェルターには、親からの虐待を理由に避難してきた方が多く利用されました。彼女たちは多くの困難を抱えながらも、シェルターをステップとして自立していかれました。
また、Cloudy という若年女性支援のネットワークで、経済的に困窮している女性に食品や衛生用品などのギフトを配り、相談受付もしました。この活動は毎月1回1年にわたり続けてきました。コロナが収まっても、一度貧困に追いやられた彼女たちは、コロナ禍前のスタートラインにすら立てない状況であることがわかりました。
これらの活動に対し皆様から多くのご支援をいただきました。皆様の共感と温かいご声援に支えられた一年でもありました。本当にありがとうございます。
来年は女性関連の法律制定の年となります。女性であることで理不尽な暴力を受けない、ジェンダー差別のない社会をめざしていきましょう。
来年も変わらぬご支援をいただけましたら幸いです。
どうぞよいお年をお迎えください。
2021年12月
NPO法人 女のスペース・おん
代表理事 山崎 菊乃